押し入れの奥に立てかけたままのギター。ケースを開けていないトランペット。手放すと決めたあと、たいていの人はもう一度そこで止まる。
「リコレクションズ」という店名にたどり着いて、いま検索している。その手順は手に取るように分かる。楽器を送る前の、最後の確認だ。

俺はアキラ。元バンドマンで、元楽器店スタッフだ。買取査定を数百件担当して、そのあと自分が売る側に回って盛大にやらかした。
先に立場を書いておく。俺はリコレクションズに査定を出したことがない。この記事は、査定額の体験談ではない。
- リコレクションズと提携していない。この記事から同社へのリンクは1本もない
- 特定の業者を叩く記事ではない。叩くための材料を探してもいない
- 書くのは、公式サイトに書いてあることを数えた結果だけだ
やったことは単純だ。同社の楽器買取サイトにある県別ページを46本すべて開いて、並んでいる市町村名を1つずつ数えた。数えた自治体名は1,642件。それを総務省が出している全国の一覧と突き合わせた。すべて2026年9月1日の作業だ。
- 「県内全域対応」と書かれたページの、どこを見れば判断できるか
- 楽器専門の査定士に、まず1社見てもらう(査定だけでもOK)
- 移転した売り場の住所が、どのページに、どう載っているか
- 送る前に知らないと出直しになる、4つの条件
- 口コミが少ない業者を、どう判断すればいいか
先に結論を書く。この会社は「細かく書いてある」側だった
調べる前に想定していたのは、正直もう少し雑な話だった。移転したのに古い住所が残っている、という前情報から入ったからだ。だが46本を全部開いた結果は違った。この会社は、条件をかなり細かく書いている側に入る。先に結論だけ置いておく。
| 数えたもの | 結果 |
| 県別ページの本数 | 46本(沖縄県のページだけが無い) |
| 並んでいた自治体名 | のべ1,642件 |
| 「※離島部は除く」がある県 | 34県/無いのは12県 |
| 一覧から抜けていた自治体 | 41(すべて島の自治体) |
| 島ではない抜け | 2つだけ(富谷市・篠山市) |
| 移転前の住所が残っていたページ | 46本のうち1本 |
この表を作るのに丸一日かかった。だが読者に持ち帰ってほしいのは、数字そのものじゃない。「県内全域対応」の4文字ではなく、その下に並ぶ市町村名を見る。この一手だけで、電話1本ぶんの手間が減る。
確認できたことと、確認できなかったこと
公式サイトに書いてあることは確認できる。書いていないことは、この記事では分からない。そこは分けて書く。
- 確認できた……運営会社/設立年/古物商許可番号/対応エリアの市町村名/送料と返送料の条件/身分証の種類/買取できない品目/店の営業時間と定休日
- 確認できなかった……実際の査定額/査定士が何人いるか/繁忙期にどれくらい待つか/島根県ページの住所が今後更新されるかどうか
それから、この記事に買取相場の表は作らない。理由は1つで、俺が同社に査定を出していないからだ。出していない業者の金額を書くと、それは推測になる。推測を表の形にすると、事実に見えてしまう。だからやらない。



えー、相場が一番知りたいんだけど。



分かる。でも他人が書いた相場表は、あんたのギターの型番も年式も見てない。見てないやつが出した数字を信じるくらいなら、実物を見せて2社に聞いたほうが早い。
楽器買取リコレクションズは、どこの誰がやっているのか
評判を調べるとき、俺が最初に開くのは口コミではなく会社概要だ。素性が分かれば、口コミの読み方も変わる。ここは3分で終わる。ややこしいのはサイトが2つあることだけだ。
サイトが2つある。どちらも運営は有限会社トライ
1つは会社の公式サイトで、中古プラモデル・ホビーと中古楽器の店を紹介している。もう1つが楽器買取の専門サイトだ。買取専門サイトのほうに、県別ページと品目別の買取価格表が入っている。この記事で数えたのは、こちらのサイトだ。
| 項目 | 記載 |
| サイト名称 | 楽器買取リコレクションズ |
| 運営会社 | 有限会社トライ |
| 所在地 | 島根県出雲市塩冶有原町6-47-2(楽器専門店・移転オープン) |
| 代表者 | 森山積也 |
| 設立 | 1969年4月10日 |
| 電話受付 | 11:00〜18:00(火曜・水曜定休) |
| 営業許可 | 島根県公安委員会許可 第711069000906号/神奈川県公安委員会許可 第452780016605号 |
| 事業内容 | 中古楽器全般の買取、販売業務 |
出典は楽器買取リコレクションズの会社概要ページで、2026年9月1日に確認した。当サイトの方針で、業者の公式サイトには直接リンクしていない。ここで1つ気づいたことがある。古物商の許可が2つある。島根県と、神奈川県だ。
- 会社の公式サイト……島根県公安委員会の1つだけ
- 買取専門サイト……島根県と神奈川県の2つ
どちらが不足しているという話ではない。店の紹介ページと、買取の申込ページで、載せている情報の粒度が違うだけだ。ただ許可番号を照合したい人は、買取専門サイトのほうを見たほうがいい。数が多いのはこちらだ。
「トライホビーズ」は屋号であって、法人名ではない
ここは混同しやすいので、はっきり書いておく。屋号と法人名は別物だ。高岡町にあるホビー店の屋号が「トライホビーズ リコレクションズ」である。
そのため「有限会社トライホビーズ」という書き方を見かけることがある。だが両サイトの記載はいずれも「有限会社トライ」だった。



屋号と法人名が違うのって、よくあることなんですか?



珍しくない。店の名前と会社の名前は別物だ。契約書に書いてあるのは会社の名前のほうだから、そこだけ覚えておけばいい。
設立は1969年。楽器買取だけをやってきた会社ではない
設立が1969年4月10日と書いてある。楽器買取のサイトとしては、かなり古い部類の会社だ。もっとも、最初から楽器をやっていたわけではないらしい。エキテンに2015年の投稿が1件だけ残っている。
前は『古本流通センター』でしたが今は『リコレクションズ』に名前が変わっていますね。
エキテンに2015年6月13日付で投稿されたものだ(2026年9月1日確認)。個人の感想であり、同じ対応や結果を保証するものではない。
古本からホビー、そして楽器へ。扱う物が変わっても、中古品を売る商売としては地続きだ。そこは筋が通っている。
楽器の売り場は移転している。旧住所が残っているのは1ページだけだった
ここが1つ目の柱になる。Googleで「リコレクションズ」と打つと、関連検索に「移転」が出てくる。実際に場所は変わっている。問題は「変わったこと」ではなく、あなたがどのページを見ているかだ。そこを順番に見ていく。
2025年10月10日に、高岡町から塩冶有原町へ移った
会社の公式サイトに、移転の告知がそのまま残っている。原文はこうだ。
このたびリコレクションズ楽器部門は、品揃えの充実とより良いご案内環境を整えるため、出雲市塩冶有原町6-47-2へ移転いたしました。
2025/10/10に移転オープンいたしました!
出典はリコレクションズの公式ページで、2026年9月1日に確認した。高岡町に残っているのはホビー専門店のほうだ。
楽器の売り場は塩冶有原町にある。医大通り(国道184号線)沿いで、市民会館の近くだ。同じ市内で、店が2つに分かれていると考えればいい。
買取専門サイトの会社概要は、新旧の地図を両方置いている
ここは正直、想定より丁寧だった。買取専門サイトの会社概要に、地図が2つ並んでいる。しかも「MAP:新店舗」「MAP:旧店舗」とラベルまで振ってある。移転を隠していない、という意思表示だと読める。
| どこを見たか | 出てくる住所 |
| 会社の公式サイト | 塩冶有原町6-47-2(楽器)/高岡町399-5(ホビー) |
| 買取専門サイト・会社概要 | 塩冶有原町6-47-2(旧店舗として高岡町も併記) |
| 買取専門サイト・島根県ページ | 高岡町399-5 2F のみ |
いずれも2026年9月1日に確認した。3行目だけが、他の2つと食い違っている。
県別ページ46本のうち、住所が載っているのは島根県ページだけ
46本を全部開いて確かめた。住所を載せているページは、島根県のものが1本あるだけだった。そこに書かれているのが、移転前の住所である高岡町399-5 2Fだ。埋め込まれている地図も高岡町を指している。
- 会社概要ページを見ている……塩冶有原町で合っている
- 島根県ページを見ている……高岡町と書いてあるが、そこはホビー店だ
- 地図アプリで店名検索……2件出る。楽器のほうは塩冶有原町
これを「情報が古い会社だ」と書くつもりはない。46本のうち45本には住所を載せていないのだから、そもそも住所を書く設計になっていないページ群だ。
島根県ページにだけ住所と地図があるのは、地元の人が持ち込めるようにしてあるからだろう。そこが更新から漏れている、という話だ。



Googleの関連検索に「リコレクションズ 移転」が出てくるの、これが原因ですか?



だと思う。実際に場所が変わっていて、見るページによって答えが変わる。だから検索して確かめようとする人が出る。
持ち込む予定の人は、出発前に会社概要ページの地図を開いてスクリーンショットを撮っておく。これで終わる話だ。
「県内全域対応」の下に、「※離島部は除く」と書いてある
ここが2つ目の柱で、この記事で一番手間をかけたところだ。業者のページには、たいてい「県内全域対応」と書いてある。その6文字を、どう読めばいいのか。答えは「その下を見る」で、これは他の業者にもそのまま使える。
島根県のページで、15市町を19市町村から引いた
まず島根県のページから。宣言文はこうなっている。
店頭買取、宅配買取、出張買取ともに島根県内全域対応。
その下に市町村名が並ぶ。8市に加えて、奥出雲町・飯南町・川本町・美郷町・邑南町・津和野町・吉賀町。町の粒度まで書いてあるのは丁寧なほうだ。問題はリストの末尾にある。小さく、こう添えられている。
※離島部は除く
気になったので数えた。載っている15市町を、島根県の19市町村から引く。残った4つは、隠岐の4町村ちょうどだった。



「県内全域」って書いてあるのに、除かれてる場所があるんですね。



これは責める話じゃない。書いてあるだけマシなんだ。何も書いていない業者のほうが、判断できなくて困る。
46県ぶん数えたら、注記があるのは34県。無い12県に規則性があった
ここで手が止まった。この注記、全ページに機械的に貼ってあるだけじゃないのか。そう疑ったからだ。疑ったなら数えるしかない。46本すべての注記の有無を記録した。結果はこうだ。
| 注記 | 県数 | 県名 |
| ※離島部は除く | 29 | 島根・宮城・石川ほか |
| ※離島部を除く | 5 | 千葉・茨城・神奈川・静岡・東京 |
| 注記なし | 12 | 栃木・群馬・埼玉・山梨・長野・岐阜・滋賀・奈良・佐賀・大阪・富山・鳥取 |
注記なしの12県を、もう一度読んでほしい。栃木・群馬・埼玉・山梨・長野・岐阜・滋賀・奈良。日本の内陸8県、そのものだ。海に面していないのだから、離島の注記を書く必要がない。
- 佐賀県……離島は唐津市・伊万里市に含まれる。島だけの町村はない
- 大阪府・富山県・鳥取県……島だけで成り立つ市町村がそもそもない
つまりこの注記は、全ページに貼った定型文ではない。県ごとに要るか要らないかを判断して付けている。細かい話に見えるかもしれない。だが業者のページを何十本も読んでいると、ここまで揃っているのは珍しいと分かる。
自治体名1,642件を、総務省の一覧と突き合わせた
注記があることと、実際に外れていることは別だ。そこで一覧に並ぶ名前を全部拾って、総務省の一覧と照合した。使ったのは総務省の全国地方公共団体コード(令和6年1月1日更新版)だ。政令指定都市の行政区は数から外している。
| 県 | 抜けていた市 | 抜けていた町村 |
| 鹿児島県 | 奄美市・西之表市 | 15町村(奄美群島・種子島・屋久島・トカラ列島) |
| 東京都 | なし | 9町村(伊豆諸島・小笠原諸島) |
| 北海道 | なし | 利尻富士町・利尻町・礼文町・奥尻町・羽幌町 |
| 島根県 | なし | 海士町・西ノ島町・知夫村・隠岐の島町 |
| 長崎県 | 五島市・壱岐市・対馬市 | 新上五島町 |
| 新潟県 | 佐渡市 | 粟島浦村 |
合計41自治体。並べてみて、思わず声が出た。全部が島の自治体だった。佐渡、五島、壱岐、対馬、奄美、種子島、屋久島、隠岐、伊豆諸島、小笠原、利尻、礼文、奥尻。注記どおりに落ちている。



え、じゃあ「※離島部は除く」って、本当にそのままの意味なんだ。



そうだ。書いてあることと、一覧の中身が一致してる。当たり前に聞こえるだろうが、これが揃ってない業者はけっこう多い。
ただし完全ではない。長崎県の小値賀町と、鹿児島県の三島村は島の自治体だが、一覧に載っている。だからこの一覧は、機械的に処理された名簿ではない。人が手で作った表だと考えたほうがいい。
だから「載っていない=対象外」ではない
ここは誤解してほしくない。名前がないからといって、断られると決まったわけではない。単に書いていないだけの可能性がある。確実なのは、申込のときに自分の町名をそのまま言うことだ。
- 一覧に名前がある……そのまま申し込んでいい
- 名前がない……電話かフォームで1つ聞く。それで終わる
- 「島根県です」ではなく「隠岐の島町です」と言う。話が早く済む
同じ作業を県単位でやった記事が、当サイトに2本ある。読者が自分で数える手順も、そこに書いてある。
- 島根で5社ぶん数えた記事 → 【島根】楽器買取で最初に見るのは「県全域」の下の市町村名だった
- 石川で11市8町を確認した記事 → 【石川】楽器買取は出張なら11市すべて、持ち込めるのは5市だけだった
ついでに書いておくと、対応エリアを市町村の粒度まで出している業者は、実は多くない。比較の相手として1社挙げておく。
ここを置いたのは、宮城のページで14市+21町村の35すべてを並べていたのがこの会社だったからだ。粒度の比較用に見ておくといい。
島ではない「抜け」は、2つしかなかった
41自治体が全部島だった、と書いた。実は正確ではない。島ではない抜けが、別に2つある。そしてその2つは、同じ性質のズレだった。ここが3つ目の柱になる。
宮城県の一覧に、富谷市が無い
宮城県のページで市の名前を数えると13だった。だが宮城県の市は14ある。1つ足りない。足りないのは富谷市だ。そして町村の欄を見ると、そこに「富谷町」と書いてある。
富谷は町ではない。10年近く前に市になっている。市の公式サイトにこう書いてある。
平成28年10月10日、宮城県内14番目の市として富谷市が新たなスタートを切りました。
(出典:富谷市ホームページ https://www.tomiya-city.miyagi.jp/shisei/shiseiunei/shiseishiko/siseisekou.html/2026年9月1日確認)
町村の欄に並ぶ21の名前を数え直したら、宮城県の町村21すべてに「富谷町」を足した22件だった。つまりこの一覧は、2016年より前の宮城県の姿を写している。抜けではなく、更新のタイミングの問題だ。
兵庫県の一覧には「篠山市」がある
同じことが兵庫県でも起きていた。市の数は29で合っている。だが名前が1つ違う。一覧にあるのは「篠山市」。現在の名称は丹波篠山市で、2019年5月1日に変わっている。
- 宮城県……一覧は「富谷町」。富谷市になったのは2016年10月10日
- 兵庫県……一覧は「篠山市」。丹波篠山市になったのは2019年5月1日
1,642件のうち、島以外でズレていたのはこの2件だけだ。率でいえば1,000件に1件ちょっとになる。この数字をどう受け取るかは人それぞれだ。俺は手作業の表としては、かなり精度が高いほうだと思った。
責める話ではない。自分の市の名前があるかを見るだけでいい
ここで読者がやることは1つしかない。自分の市の名前が一覧にあるかを見る。それだけだ。



「宮城県全域」って書いてあるんだから、どこでも来てくれるんじゃないの?



その可能性は高いよ。ただ市の名前が並んでるページで自分の市が抜けてたら、電話で一言確認したほうがいい。それだけの話だ。
富谷市に住んでいる人は、申込のときに「富谷市です」と言えばいい。それで話は片づく。宮城で6社ぶんのエリア表を数えた記事が別にある。抜けていたのはリコレクションズだけではなかったことも、そちらに書いてある。
- 6社の「宮城県全域」を数えた記事 → 【宮城】楽器買取の最初の分かれ道は「県全域」の下の市名だった
北海道のページと、出張買取のページで、書いてあることが逆だった
4つ目の柱は、数えている途中で偶然見つけたものだ。これは実害が出うるので、先に書いておく。ただしどちらが正しいのかは、この記事では分からない。分かるのは食い違っているという事実だけだ。
出張買取ページは「北海道と沖縄県をのぞく全国」と書いている
出張買取の案内ページに、対象地域の宣言文がある。原文はこうだ。
北海道と沖縄県、離島部をのぞく全国が出張買取の対象となります。
その下に地方別の対象地域リストが続く。数えると、東北6・関東7・中部9・近畿7・中国5・四国4・九州7だった。合計45都府県。宣言文のとおり、北海道と沖縄県はリストに入っていない。ここは筋が通っている。
北海道の県別ページは「出張買取ともに北海道内全域対応」と書いている
ところが北海道の県別ページを開くと、宣言文が違う。こう書いてある。
宅配買取、出張買取ともに北海道内全域対応。
その下に、189の市町村名がずらりと並ぶ。離島の5町を除いて、ほぼ全部だ。同じサイトの2ページで、北海道の出張買取の可否が逆になっている。いずれも2026年9月1日に確認した。
- 出張買取を頼むつもりなら、申し込む前に電話で1つ確認する
- 宅配買取は「全国から」と書かれているので、そちらは使える見込みが高い
- どちらが正かを、この記事は決めていない。決められるのは同社だけだ
沖縄県だけ、県別ページそのものが無い
46本を数えているときに気づいた。沖縄県のページだけが、どこにも見当たらない。URLの規則を変えて何通りか試し、サイトマップも全部見た。沖縄県のページは存在しなかった。
これは出張買取ページの記載と整合している。「北海道と沖縄県をのぞく」と書いてあるのだから、沖縄のページを作らないのは一貫した扱いだ。



じゃあ北海道のページがあるほうが、例外なんですね。



そう読むのが自然だな。宅配は全国対応だから北海道のページを作った、そのときに宣言文だけ他県のものを流用した。ありそうな話だ。ただし推測だから断定はしない。
定休日が月・火・水。電話とお店で、休みがずれている
ここからは、持ち込むつもりの人向けの話になる。店は出雲市に1か所しかない。そして週の前半が、まるごと休みだ。曜日を外すと1日が消える。ここは先に確認しておきたい。
楽器店は週の前半3日が休み
会社の公式サイトに、2つの店の営業条件が載っている。2026年9月1日時点の記載を並べる。
| 店 | 所在地 | 営業時間 | 定休日 | 扱い |
| 中古楽器リコレクションズ | 出雲市塩冶有原町6-47-2 | 11:00-19:00 | 月・火・水 | 楽器(店頭・宅配・出張) |
| トライホビーズ リコレクションズ | 出雲市高岡町399-5 | 11:00-18:30 | 火・水 | ホビー専門 |
楽器のほうが月・火・水の3日休み。ホビーのほうが火・水の2日休みだ。同じ会社でも1日ずれている。そして出雲市には、楽器を扱う窓口が他にもある。その定休日が、きれいに逆を向いている。
- 中古楽器リコレクションズ……月・火・水が休み
- アツタ楽器(管楽器・ピアノ)……木曜が休み
島根記事の実測(2026年8月24日確認)だ。2軒を1日で回るなら金・土・日しかないという結論になる。
電話の受付は火・水休み。店は月・火・水休み
もう1つ、細かいが効くズレがある。買取専門サイトに書いてある電話の受付時間だ。「11:00〜18:00 火曜・水曜定休」と書かれている。店の定休日である月曜が、ここには入っていない。
- 月曜……電話○/店頭×。相談だけならこの日でもいい
- 火・水……電話×/店頭×。動かない日
- 木〜日……電話○/店頭○。持ち込むならこの4日



水曜に有給取って回ろうと思ってたの、完全にアウトじゃん。



そうだ。曜日を先に決めてから、店を決める。逆にすると1日ムダになる。
出雲と松江の窓口を曜日別に並べた記事と、隣の鳥取で同じことをやった記事がある。持ち込む予定なら、先に見ておくと動線が組める。
- 出雲・松江の窓口を曜日で並べた → 【島根】楽器買取で最初に見るのは「県全域」の下の市町村名だった
- 県の東側と西側で分かれる鳥取 → 【鳥取】楽器買取の最初の分かれ道は「県の東側か西側か」だった
ちなみに、この曜日の話がまるごと関係なくなる方法が1つある。家まで来てもらうことだ。
楽器専門で出張買取をやっている会社だ。比較の物差しを1本持っておくと、最初の1社の査定額が高いのか低いのか判断できる。
送る前に知っておく条件が4つある
ここが、この記事で一番手戻りを防ぐ章だ。4つとも公式に数字や品目で書いてある。とくに2つ目は、俺が今まで見た買取業者の中でも条件が厳しいほうに入る。知らないと確実に出直しになる。
条件1:未成年は利用できない
よくある質問に、はっきり書いてある。例外の記載はない。
申し訳ございませんが、未成年の方はご利用出来ません。
出典は楽器買取リコレクションズのよくある質問ページ(2026年9月1日確認)。高校生や大学1年生が自分のギターを売る場合は、ここで止まる。
条件2:健康保険証もパスポートも使えない
ここが一番の落とし穴だ。使える身分証が3種類に限定されている。
| 使える | 使えない |
| 運転免許証 | 健康保険証 |
| マイナンバーカード(表面のみ) | パスポート |
| 住民票の写し(3か月以内・マイナンバー無記載) | 資格確認証 |
公式のよくある質問に、この3種以外は「ご利用いただけません」と明記されている(2026年9月1日確認)。免許を持っていない人は珍しくない。その場合はマイナンバーカードか住民票の写しを取りに行くことになる。



私、免許もマイナンバーカードも持ってないです……。



なら住民票の写しだ。コンビニでも取れる。ただし3か月以内で、マイナンバーが載っていないやつな。ここを間違えると取り直しになる。
引っ越したばかりで身分証の住所と発送元が違う場合も、住民票の写しを同梱すれば使えると書いてある。先に読んでおけば防げる手戻りだ。振込先も本人名義の口座に限られる。家族の口座には振り込めない。振込手数料は同社の負担と書かれている。
条件3:30kgを超える楽器は買取できない
重量で線が引かれている。品目も名指ししてあるので、判断に迷わない。
エレクトーンやピアノ、大型スピーカーなど重量が30kgを超える楽器機材については、買取不可となります。
いずれも同社のよくある質問ページに書かれている(2026年9月1日確認)。ピアノとエレクトーンは、最初から対象外だ。これは悪い話ではない。受けられないものを先に書いてある業者のほうが、申し込んでから断られるより親切だ。
条件4:宅配は「査定合計5,000円」が分かれ目
宅配買取のページに「送料無料」と大きく書いてある。だが条件が付いている。
数点からでもご利用可能ですが、査定合計5,000円以上で「送料無料」となります。
キャンセルして返してもらう場合も同じ線が引かれている。5,000円を下回ると、返送料が自己負担になる。ただ、よくある質問のほうにはもう少し具体的な運用が書かれていた。初回は同社が負担するという内容だ。
現在、査定金額が5,000円未満の場合でも、初回のご利用時は送料を当店にて負担させていただいております。2回目以降につきましては、同様に査定金額が5,000円未満となった場合、送料として1,000円程度を査定額より差し引かせていただくことがございます。
同社のよくある質問ページからの引用だ(2026年9月1日確認)。ここまで書いている業者は、あまり見ない。
| 項目 | 公式の記載(2026年9月1日確認) |
| 送料 | 査定合計5,000円以上で無料 |
| 5,000円未満のとき | 初回は同社負担/2回目以降は1,000円程度を査定額から差引 |
| キャンセル時の返送料 | 無料。ただし査定合計5,000円未満は自己負担 |
| 査定のタイミング | 原則、到着した当日に査定 |
| 結果の連絡 | 到着日より2日以内 |
| 買取額300円以下 | 省略表記となる場合がある |
入門用のギター1本だけを送る、という使い方には向いていない。まとめて出すほうが、この会社の条件には合っている。持ち込み・出張・宅配のどれを選ぶかは、業者ではなく荷物と動線で決まる。下に3つの方法の違いをまとめた表を置いておく。
← スクロールできます →
| 出張買取査定士が自宅に来る | 宅配買取ダンボールで送る | 店頭買取店舗に持ち込む | |
|---|---|---|---|
| おすすめ度 | S 楽器買取に最適 |
B | A |
| 手軽さ | ◎ 自宅で完結電話1本で予約→自宅で待つだけ | △ 梱包が手間梱包→発送→入金まで数日 | △ 運搬が必要重い楽器を自分で運ぶ必要あり |
| 査定スピード | ◎ 最短30分〜即日その場で査定→即現金 | ✕ 数日〜1週間到着後に査定→振込 | ◎ 即日その場で査定→即現金 |
| 費用 | 無料出張料・査定料0円 | 無料送料・ダンボール無料の業者あり | 交通費は自己負担ガソリン代・駐車場代など |
| 大型楽器 (ピアノ・ドラム等) |
◎ 最適重くても運ぶ必要なし | ✕ 難しい梱包・配送のリスク大 | ✕ 難しい車への積み込みが大変 |
| 小型楽器 (エフェクター等) |
◎ 対応可 | ◎ 最適小さいので梱包が楽 | ◎ 対応可 |
| 配送時の 破損リスク |
◎ リスクなし目の前で査定するため | ✕ リスクあり配送中にネック折れ等の可能性 | △ 自分で注意運搬時の取り扱い次第 |
| 価格交渉 | ◎ しやすい対面で査定理由を聞ける | ✕ しにくい電話やメールでのやり取り | ◎ しやすいその場で交渉可能 |
| キャンセル | ◎ 無料納得いかなければその場で断れる | △ 返送料に注意業者によっては返送料自己負担 | ◎ 無料そのまま持ち帰ればOK |
| 対応エリア | 全国対応主要業者は全国出張可能 | 全国対応どこからでも発送可能 | 店舗がある地域のみ近くに店舗がないと利用不可 |
| 一度に売れる数 | ◎ 制限なし何点でもまとめて査定OK | △ ダンボールの数大量だと箱数が増え手間も増える | △ 運べる分だけ車に積める量が上限 |
| メリット まとめ |
・自宅にいるだけでOK ・大型楽器も対応 ・その場で現金受け取り ・破損リスクゼロ ・まとめて大量に売れる |
・対面不要で気楽 ・忙しくても時間を選ばない ・小型楽器に向いている ・全国どこでもOK |
・その場で現金受け取り ・対面で価格交渉できる ・自分のペースで持ち込める ・査定を目の前で見れる |
| デメリット まとめ |
・自宅に人を入れる必要あり ・日程調整が必要 ・在宅している必要がある |
・梱包が面倒 ・配送中の破損リスク ・査定まで数日かかる ・価格交渉がしにくい |
・重い楽器を自分で運ぶ ・近くに店舗がないと利用不可 ・移動時間と交通費がかかる |
| こんな人に おすすめ |
・ギターやピアノなど大きい楽器を売りたい ・複数の楽器をまとめて売りたい ・楽に高く売りたい人 |
・エフェクターやマイクなど小型機材を売りたい ・人と会わずに売りたい ・近くに業者がない地域の人 |
・すぐ現金が欲しい ・自分の目で査定を確認したい ・近くに専門店がある人 |
※査定スピードは各社公式サイトの表記です(2026年8月4日確認)。実際の対応時間はエリア・時間帯・混雑状況により異なります。各業者により対応状況が異なります。詳しくは各公式サイトでご確認ください。
この表に業者名は出てこない。方法そのものの違いだけを見てほしいからだ。決める順番は、運べるか、立ち会えるか、その2つでいい。
出張買取は「量」で決まる。ハイエース1台分と書いてある
出張買取について、この会社は珍しい書き方をしている。量の目安を、車種で示しているのだ。「大量にある場合」とだけ書く業者が多いなかで、これは判断しやすい。順に見ていく。
まず「大量にある場合」という条件が付いている
出張買取の案内は、条件から始まる。誰でも来てもらえるわけではない。
お売りになられる楽器や機材が大量(一定量以上)にある場合はリコレクションズのスタッフが、ご自宅や倉庫などに直接出張買取に伺います。
では「大量」とはどれくらいか。よくある質問に、その答えが書いてある。
現在ハイエース1台分程度の品物量があれば出張買取で対応させて頂きますが、ハイエンドギターや高級楽器などそれ以下でも対応出来る場合があります。
出典は同社のよくある質問ページ(2026年9月1日確認)。ギター2〜3本だけ、という規模では基本的に対象外だと読める。



ハイエース1台分って、どんくらい?



バンド1つぶんの機材を全部積むイメージだな。アンプ、キャビ、ドラム、ギターケース数本。スタジオを畳むとか、実家を片づけるとか、そういう規模だ。
音響機材・照明機材・大型機材の出張買取は対応不可
同じページに、但し書きが付いている。ここは分岐点になるので、そのまま引く。
※現在音響機材や照明機材、大型機材などの出張買取は対応不可となりますのでご了承下さい。
楽器とオーディオが混ざっている人は、ここで判断が変わる。同じ日に全部まとめて、とはいかないということだ。そういう場合は、楽器は楽器の窓口へ、オーディオはオーディオの窓口へ分けて出す。面倒に見えるが、そのほうが結果は良くなる。
在宅査定とお預かり査定の2つがある
出張の流れは4段階だ。査定の方法が2種類あるのが、この会社の特徴になっている。
出張が可能かどうかは、ここで判断される。量と品目を先に伝えておくと早い。
店の定休日とは別枠なので、月・火・水がそのまま不可とは限らない。ここも確認しておきたい。
在宅査定は即日支払いが可能。お預かり査定は日数がかかるが、より精密な査定になると書かれている。
査定結果に承諾したあとで支払いになる。出張費とキャンセル料は無料と明記されている。
作業中の立ち会いは不要と書かれている。搬出も同社のスタッフがやると明記してある。ただし俺の考えは違う。立ち会わなくていいと言われても、立ち会ったほうがいい。何がいくらになったかを、その場で見るためだ。
口コミが割れているのではない。第三者の口コミがほとんど無い
「評判」で検索して来た人が、一番知りたいところだろう。結論から書くと、口コミは割れていなかった。割れる以前に、第三者の媒体に口コミがほとんど無い。数えた結果をそのまま出す。
3媒体を同じ日に開いて数えた
買取業者の口コミが集まる媒体を、同じ日に横断して見た。2026年9月1日の実測だ。
| 媒体 | 件数 | 平均 | 備考 |
| ヒカカク! | 0件 | 0.0 | ページはあるが投稿なし。会社情報も「未記載」 |
| ウリドキ | 0件 | 0.0 | ページはあるが投稿なし |
| エキテン | 1件 | 3.15 | 2015年6月の投稿。移転前の店に対するもの |
| 公式サイトの「お客様の声」 | 82件 | 4.94 | 運営会社自身のページ |
Googleのクチコミは当サイトの方針で扱っていない。みん評にも、同社の単独ページは見つからなかった(2026年9月1日時点)。数字を並べると、構造がはっきりする。検索で出てくる「評判」の実体は、ほぼ公式サイトの中にある。
公式サイトの「お客様の声」は82件・平均4.94
公式サイトに「お客様の声・実際のご利用レビュー」というページがある。9ページにわたって声が並んでいる。
そこに表示されているのが「レビュー平均:4.94(82件)」だ(2026年9月1日確認)。内容は具体的で、買取した品名まで書いてある。
- 裏づけの無い決めつけは書かない。材料が無いからだ
- 自社ページに載せること自体は違法でも不当でもない。買取業界では珍しくない
- 書けるのは「どこに載っているか」という構造の事実だけだ
実際、検索エンジンの要約も、この「お客様の声」から文章を拾ってくる。読んでいる側には、それが自社ページのものだと分からない。
だから読者に渡したいのは、評価点ではなく1つの習慣だ。その口コミは、誰が作ったページに載っているか。それを先に見る。
口コミが少ないこと自体は、悪材料ではない
ここは誤解されやすいので、はっきり書く。件数の少なさは、それだけでは悪い材料にならない。全国に150店舗あるような会社なら、口コミは何百件も集まる。出雲市に1店舗の専門店で、同じ母数になるわけがない。



じゃあ、口コミが少ない業者はどう判断すればいいんですか?



口コミの代わりに、条件を読む。送料の線引き、身分証の種類、買えない品目。この記事でやったのはそれだ。条件は書いた本人が責任を持つ情報だからな。
同じやり方で店舗数の多い会社を調べた記事と、総合リユース店を調べた記事がある。比べると、規模で何が変わるのかが見えてくる。
- 51店の営業注記を全部読んだ記事 → 中古楽器堂の評判|51店の営業注記を全部読んだら5種類に分かれた
- 総合リユース店の業態差を調べた記事 → ハードオフ買取ひどいの正体|楽器館を知らずに損した俺の失敗談
家に人を上げる前に、あなたが持っている権利
出張買取を頼むなら、ここだけは知っておいてほしい。楽器は訪問購入の規制対象に入っている。つまりクーリング・オフが使えるということだ。詳しくは別記事に譲るので、ここでは3行だけ書く。
- クーリング・オフは「法定書面を受け取った日から8日以内」(特定商取引法 第58条の14第1項)
- その期間中は「まだ渡しません」と言える。物を引き渡さずに済む
- 使えるのは出張買取のときだけ。店頭と宅配は対象外だ
「契約から8日」「買取成立後8日」ではない。起算日は書面を受け取った日だ。ここを間違えると1日ずれる。制度の中身と、業者名の調べ方は、それぞれ別の記事にまとめてある。家に人を上げる前に、片方だけでも読んでおくといい。
- 公的リストで業者を調べる方法 → 訪問買取トラブルの業者名はどこで調べる?公的リストの見方
- 出張買取の危ない使い方と安全な使い方 → 【危険】出張買取はやばい?被害経験者が安全な使い方を徹底解説!
申し込む前に、3つだけ確かめればいい
長く書いてきたが、読者がやることは3つに畳める。どれも5分で終わる。
県別ページを開いて、市町村名の並びを見る。あればそのまま申し込む。なければ電話で1つ聞く。それだけだ。
運転免許証、マイナンバーカード、住民票の写しのどれか。健康保険証しかない人は、ここで住民票を取りに行く。
楽器の売り場は月・火・水が休み。住所は塩冶有原町のほう。会社概要ページの地図を開いて出発する。
そのうえで、もう1つだけ勧めたいことがある。最初の1社で決めないことだ。俺は昔、急いでいたせいで1社の提示額をそのまま飲んだ。帰り道、ハンドルを握る手がずっと熱かったのを覚えている。
| あなたの状況 | 向いている出し方 |
| 出雲・松江に住んでいて、車に積める | 持ち込み。ただし木〜日に動く |
| 県外で、ギターやエフェクターが数点 | 宅配。査定合計5,000円のラインを意識する |
| バンド1つぶんの機材がある | 出張。ただし音響・照明機材は別枠になる |
| ピアノ・エレクトーンがある | 対象外。別の窓口を探す |
| 未成年、または身分証が保険証だけ | 先に条件をクリアしてから申し込む |
楽器買取の全体像と、比較の相手にできる会社は、それぞれ別記事にまとめてある。2社目を探すならこのあたりから。
- 楽器買取の全体像 → 【2026最新】楽器買取おすすめ30社|180項目の独自評価ランキング
- 査定だけで断れるのかを解説 → 出張買取は査定だけで断れる?楽器のキャンセル料を元店員が解説
- 相見積もりの相手の評判 → 【本音】ニーゴリユースの評判は?元楽器店員が30社の経験から徹底レビュー
楽器買取リコレクションズについてよくある質問
調べているあいだに、同じ質問が何度も出てきた。公式に書いてあることだけで答える。
- 出雲のリコレクションズの営業時間は?
-
楽器の店(中古楽器リコレクションズ)は11:00〜19:00で、定休日は月・火・水です。ホビーの店(トライホビーズ リコレクションズ)は11:00〜18:30で、定休日は火・水です。買取専門サイトに書かれている電話受付は11:00〜18:00・火水定休なので、月曜は電話だけつながる形になります(いずれも2026年9月1日確認)。
- 移転したと聞きました。住所はどちらですか?
-
楽器の売り場は2025年10月10日に、高岡町399-5から塩冶有原町6-47-2へ移転しています。高岡町に残っているのはホビー専門店のほうです。買取専門サイトの島根県ページには移転前の住所が載ったままなので、出発前に会社概要ページの地図を確認してください(2026年9月1日確認)。
- 対応エリアの一覧に自分の市がありません。対象外ですか?
-
載っていない=対象外とは限りません。単に書いていないだけの可能性があります。実際、宮城県の一覧には富谷市が市として載っておらず、町村の欄に「富谷町」と書かれていました。自分の市の名前が無いときは、申込前に電話かフォームで1つ確認するのが確実です。
- 沖縄県や北海道は対応していますか?
-
出張買取のページには「北海道と沖縄県、離島部をのぞく全国が出張買取の対象」と書かれています。一方で北海道の県別ページには「出張買取ともに北海道内全域対応」とあり、記載が食い違っています。沖縄県は県別ページ自体がありません。宅配買取は「全国から」と書かれているので、どちらの地域も申込前に確認してください(2026年9月1日確認)。
- ピアノやエレクトーンも買い取ってもらえますか?
-
よくある質問に「エレクトーンやピアノ、大型スピーカーなど重量が30kgを超える楽器機材については、買取不可となります」と明記されています。ピアノとエレクトーンは対象外と考えて、別の窓口を探すのが早いです(2026年9月1日確認)。
- 身分証は健康保険証でも大丈夫ですか?
-
使えません。公式のよくある質問では、運転免許証・マイナンバーカード(表面のみ)・住民票の写し(3か月以内でマイナンバー無記載)の3種類に限定されており、健康保険証・パスポート・資格確認証は利用できないと書かれています。また未成年は利用できないとも明記されています(2026年9月1日確認)。
- 口コミが少ないのですが、大丈夫でしょうか?
-
2026年9月1日に確認した範囲では、ヒカカク!とウリドキが0件、エキテンが1件(2015年)でした。一方、公式サイトの「お客様の声」は82件・平均4.94と表示されています。件数の少なさは、店舗が1つの専門店であることを考えれば不自然ではありません。口コミの数ではなく、送料の条件・身分証の種類・買取できない品目といった、公式に書かれている条件で判断するのがおすすめです。
まとめ|数えられるものは数えた。数えられないのは「その日の担当者」だ
ここまで、公式サイトに書いてあることだけを数えてきた。最後にもう一度だけ並べておく。
- 県別ページは46本。沖縄県のページだけが無い
- 並んでいた自治体名は1,642件。抜けていた41は全部が島の自治体だった
- 島以外のズレは2件だけ。富谷市と篠山市で、どちらも旧名称のままだった
- 「※離島部は除く」が無い12県は、内陸8県+離島の自治体が無い4県だった
- 移転前の住所が残っていたのは、46本のうち島根県ページの1本だけだった
数えてみて分かったのは、この会社は条件を細かく書いている側だということだ。それが結論になる。ただし細かく書いてあるからこそ、読む側も細かく読む必要がある。「全域」の4文字で止まらずに、その下まで目を落とす。



これは他の業者にもそのまま使える。「県内全域対応」と書いてあったら、下の市町村名を数えろ。5分で終わるし、電話1本ぶんの手間が消える。
そして、数えられないものもある。その日あなたの家に来る査定士が誰か、それだけは事前に分からない。だから最初の1社で決めないでほしい。もう1社の数字を並べて、初めて最初の数字が高いのか安いのか分かる。
比較の物差しとして1本出しておくだけでいい。査定だけ受けて断ってもかまわない。あの日の俺には、その物差しがなかった。あんたには、ある。俺の屍を越えてくれ。

