セカンドストリート楽器買取|全国967店を数えたら808店だった件

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押し入れの奥から、埃をかぶったギターが出てきた。もう10年は弾いていない。

とりあえず車に積んで、いちばん近いセカンドストリートに持っていこう——そう考えたなら、行く前にこの記事を10分だけ読んでほしい。空振りして帰ってくる人が、毎日どこかで出ているからだ。

俺はアキラ。元バンドマンで、元楽器店スタッフだ。買取査定を数百件担当して、そのあと自分が売る側に回って盛大にやらかした

セカンドストリートは全国に900店舗以上ある。看板はどこも同じだ。だからつい、どの店に行っても同じだと思ってしまう

ところが公式サイトの店舗検索で「楽器」を絞り込むと、表示される店の数がはっきり減る。緑の看板は同じでも、楽器を見る店と見ない店に分かれている。確かめ方は、チェックを1つ入れるだけだ。

先に、この記事の立場を5つ言っておく
  • 俺はセカンドストリートに査定を出したことがない
  • だから「実際に売ってみたらこうでした」という話は一行も書かない
  • 代わりに、公式サイトに出ているものは全部数えた
  • これは特定の会社を叩く記事ではない。窓口の選び方の記事だ
  • そしてこの記事には広告リンクがある。読み進めれば理由がわかる

書けないものを書く記事は、それだけで信用に値しない。だから体験談は書かない。手を動かせば取れるものだけを、全部取ってきた。

  • 公式の店舗検索で967店を「楽器の買取」で絞り込んだ
  • 店舗タイプ5区分を1つずつ絞り込み直し、タイプ別の内訳を出した
  • 楽器買取ページ・公式ヘルプ・宅配・出張の4系統から原文を引いた
  • 口コミ2媒体2,356件の内訳を数え、楽器の話が何件あるかを出した
  • 自社で先に数えていた7県ぶんの店舗データと突き合わせた

先に結論だけ言っておく。近い店ではなく、受け付けてくれる店を選ぶ。それだけで空振りは消える。

この記事でわかること
  • 全国967店のうち、楽器を買い取る店が何店で、扱わない店が何店か
  • 楽器を専門に見ている業者に、先に1社あててみる(査定だけでもOK)
  • 楽器の専門スタッフが常駐すると公式が書いている店の数と、その場所
  • 楽器の買取方法が2つしかない理由と、宅配に立ちはだかる寸法の壁
  • 公式が挙げている「買取できない楽器」の全項目と、その線の引き方
  • 店に着いてから慌てないための、出発前の確認3つ
目次

結論。同じ看板でも、楽器を見る店と見ない店がある

この章がこの記事の中心だ。公式サイトの店舗検索には、買取で扱う品目で絞り込む機能が付いている。使えば数はすぐ出る。やったことは単純だ。絞り込みを開いて、「売る」側の「楽器」にチェックを入れただけ。誰でも同じ手順で再現できる。

967店が808店になった。差の159店は楽器を買い取らない

絞り込む前の表示はこうだった。「全国967店舗中 967件該当」。ここに「楽器」のチェックを1つ入れる。都道府県は選ばない。全国のまま、扱いのある店だけを残す。

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絞り込み該当店舗数
絞り込みなし(全店)967
買取(売る)で「楽器」808
販売(買う)で「楽器」643
差(買取で楽器を扱わない)159
出典:セカンドストリート公式サイトの店舗検索(2026年9月1日確認)。数字は同日に同じ画面で取得した。

159店は、楽器の買取で絞り込むと消える。全体の16%ほどにあたる。1軒2軒の例外ではない。

えっ、6軒に1軒はダメってこと?そんな話、店の看板には書いてないじゃん

看板には書いてない。書いてあるのは公式サイトのほうだ。だから出る前に見るしかない

もうひとつ面白いのが、買取808店に対して販売は643店という差だ。165店ぶんの開きがある。買い取るけれど自分の店には並べない、という店が一定数ある。

店舗タイプ別に数え直したら、割れているのは下の3行だった

159店がどこに固まっているのかを知りたい。そこで絞り込みにある店舗タイプ5区分を1つずつ選び直して、同じ操作を繰り返した。母数と楽器ありの数を並べれば、どこで落ちているかが見える。

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店舗タイプ店舗数楽器の買取あり楽器の販売あり
フルスペックリユース202020
トータルリユース626623620
アパレルリユース1731520
買取専門店34100
その他(専門店ほか)53133
出典:セカンドストリート公式サイトの店舗検索(2026年9月1日確認)。各行は別々に絞り込んで取得した。

読み方の注意をひとつ。この5行を足しても967にはならない。合計は906店で、61店ぶん足りない。絞り込みの店舗タイプに項目のないタイプがあるからだ。

それでも、表の形ははっきりしている。大型店と総合店はほぼ全店が楽器を買い取る。減っているのは下の3行だ。

  • アパレルリユース……173店のうち21店が楽器の買取なし
  • 買取専門店……34店のうち24店が楽器の買取なし
  • その他……53店のうち40店が楽器の買取なし

アパレルリユースが「あり152・なし21」で割れている点が重要だ。同じタイプ名でも店ごとに違うということが、数字にそのまま出ている。

公式が「一部店舗では楽器の買取も行っております」と書いていた

なぜ同じタイプで割れるのか。答えは公式の店舗タイプ紹介ページに、注記としてそのまま書いてある。アパレルリユースの取扱品目の下に置かれた一文だ。

※一部店舗では家電、生活雑貨、楽器、ホビー、スポーツ・アウトドア、金券・商品券の買取も行っております。

出典:セカンドストリート公式「Fashion|セカンドストリートの店舗タイプ」アパレルリユースの項(2026年9月1日確認)

アパレルリユースの取扱品目に並んでいるのは、レディース・メンズ・ラグジュアリーブランド・貴金属の4つだけだ。楽器は本体には入っておらず、この注記のほうに入っている。楽器買取ページの下にも、同じ趣旨の一行がある。品目の一覧を閉じたすぐ下だ。

※買取サービス、店舗によって買取できるアイテムが異なります。

出典:セカンドストリート公式「楽器買取」ページ(2026年9月1日確認)

買取についての注意事項にも、もっと直接的な言い方で載っている。「各店舗により取り扱い品目が異なります。詳しくはお近くの店舗までお問い合わせください。」だ。

つまり「同じタイプでも店で違う」って、会社側がちゃんと書いてるってことですね

そう。隠してるわけじゃない。読者が読んでいないだけだ。俺も昔は読まなかった

だから「セカンドストリートは楽器に弱い」という言い方は成立しない。正しくは「行く店によって扱いが違う」だ。この差は大きい。

7県ぶんを先に数えてあった。同じ結論が出ている

当サイトでは各県の楽器買取記事を作るときに、セカンドストリートの店舗ページを1枚ずつ開いて記録してきた。全国の数字を出す前から、県単位の実測が7県ぶん溜まっている。

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店数そのとき分かったこと
宮城25店舗タイプが4種類に分かれ、買取品目に楽器がないのは1店だけだった
岩手11盛岡店だけ買取品目に「楽器」の記載がなかった
香川921時まで開く2店が、どちらもアパレル特化で楽器の記載なし
佐賀6佐賀南部バイパス店だけがアパレル特化だった
福島1212店すべてに楽器の記載あり。うち4店は買取のみ
青森8むつ苫生店だけ営業と買取受付が1時間早く終わる
沖縄12離島には0店。本島に集中している
出典:当サイトの各県記事で公式店舗ページを確認した結果(いずれも2026年8月時点)。店舗の状況は変わるので、行く前に必ず最新のページを見ること。

ここで面白いのが、アパレル特化の店が県によって逆の結果になっている点だ。宮城では楽器が入っていて、香川と佐賀では入っていなかった。同じタイプ名なのに、である。

当時は矛盾に見えた。だが公式の注記を読めば矛盾ではない。「一部店舗では」と書いてあるのだから、割れているのが正常な状態だ。

📌 宮城で実際に起きうる、いちばん惜しいパターン
  • 仙台一番町店は買取品目に楽器がなく、公式の駐車台数は0台
  • ところが0.8km先の仙台駅前イービーンズ店は、アパレル特化なのに楽器が入っている
  • ナビに「セカンドストリート 仙台」と入れて着くのは、たいてい前者のほう

ギターを積んで行って、停める場所もなく、しかも対象外。これが空振りの典型だ(2026年8月時点の公式ページで確認)。

出る前に30秒。店舗ページで確かめる手順

ここまでの話は、全部あなたの手元で確認できる。特別なツールはいらないし、会員登録もいらない。スマホで公式の店舗検索を開くだけで、30秒あれば終わる。

STEP
店舗検索を開いて「絞り込み」を押す

都道府県を選ぶ前に絞り込みを開く。ここに買取品目のチェックボックスが並んでいる。

STEP
「売る」側の楽器にチェックを入れる

買う側と売る側でリストが2つある。売りたいなら売る側だ。ここを間違えると結果が変わる。

STEP
都道府県を選んで、残った店だけを見る

ここに残っていない店は、行っても楽器の受付をしていない。近さより先に、この一覧を見る。

あわせて、店舗ページには買取受付時間買取の待ち時間の目安も出る。営業時間だけ見て出発すると、あとで痛い目を見る。理由は後半で書く。

ここまでが持ち込む側の準備だ。もうひとつ、比べる物差しを持っておくと判断が速くなる。査定はひとつだと高いか安いか分からないからだ。

楽器を専門に見ている業者なら、家まで来てもらって数字だけ聞くこともできる。楽器の買取屋さんの公式サイトには「お客様のご負担『0円』」「出張見積費用『ゼロ』」と書かれている(2026年9月1日確認)。納得できなければ断ればいい。

楽器の専門スタッフが常駐すると公式が書いている店は、4店だけだった

「扱っている」と「専門に見ている」は別の話だ。808店は楽器を受け付けるが、そこに楽器を専門に見る人がいるかどうかまでは、店舗検索では分からない。

そこで公式の店舗タイプのページを全部開いた。専門スタッフの常駐を明記しているページは1枚だけで、そこに4つの店名が並んでいた。その1枚が、この章の材料になる。

「セカスト楽器」は3店。下北沢・御茶ノ水・アメリカ村

セカンドストリートには専門店の系統があり、ブランド・アウトドア・楽器・インテリアの4種類が置かれている。その楽器の専門店がセカスト楽器だ。

豊富な知識と技術を兼ね備えた専門スタッフが常駐し、定期的にメンテナンスを行っております。

出典:セカンドストリート公式「楽器専門店 セカスト楽器」(2026年9月1日確認)
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店名所在地営業時間
セカスト楽器 御茶ノ水店東京都千代田区神田駿河台2丁目4番地1011:00〜20:00
セカスト楽器 下北沢店東京都世田谷区北沢2丁目4番6号11:00〜20:00
セカスト楽器 アメリカ村店大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目18番9号11:00〜20:00
スーパーセカンドストリート 和白店(楽器強化店)福岡県福岡市東区和白2丁目11番35号10:00〜20:00
出典:セカンドストリート公式「楽器専門店 セカスト楽器」の店舗一覧(2026年9月1日確認)

扱いは弦楽器が中心だ。エレキギター、アコースティックギター、エレキベース、エフェクター、アンプ、DTM機材、そして弦やシールドなどの消耗品まで並ぶ。

店頭にない品目についても、公式にこう書いてある。鍵盤楽器や管楽器も見積りは受けるという趣旨の一文だ。

店頭にはない鍵盤楽器、管楽器なども専門店ならではの査定をいたします。お気軽にお見積りをご依頼ください。

出典:セカンドストリート公式「楽器専門店 セカスト楽器」取り扱いアイテム「その他楽器」の項(2026年9月1日確認)

4つ目は福岡にある。名前が「セカスト楽器」ではない

同じページの店舗一覧には、セカスト楽器3店の下にもう1つ枠がある。見出しは「楽器強化店」で、そこに1店だけ入っている。

スーパーセカンドストリート和白店だ。説明はこう書かれている。「専門スタッフ・バイヤーの常駐。充実の品揃え。弦などのアクセサリーコーナーもあり。」

「セカスト楽器 福岡」で検索しても出てこないやつじゃんこれ

そこがポイントだ。店名に楽器と入っていない。楽器専門店のページを開かないと見つからない

つまり967店のうち、専門スタッフの常駐が明記された店は4つだけということになる。東京2・大阪1・福岡1という並びだ。

⚠️ ここを取り違えないでほしい
  • 4店というのは「公式ページに専門スタッフ常駐と書かれている店の数」
  • 残りの店に楽器に詳しい人がいない、という意味ではまったくない
  • 会社はセントラルバイヤーという専門職の存在も公式マガジンで紹介している
  • ここで言えるのは「書いてある店とそうでない店がある」ことだけだ

この構造は、ハードオフの楽器館とまったく同じだ

見覚えがある人もいるはずだ。総合リユース店が楽器の専門業態を別に持っている、という形は珍しくない。ハードオフには「楽器館」と「楽器STUDIO」がある。

同じ看板の中に精度の違う窓口が並んでいて、読者はそれを知らないまま近いほうへ行く。損の出方まで一緒だ。

4店のどれかが通勤圏にあるなら、迷う理由はない。そこへ持っていくのがいちばん素直だ。問題は、ほとんどの人がその圏内にいないことにある。

楽器の買取方法は2つ。出張はそこに入っていない

「大きいから家まで来てもらおう」と考えたなら、ここは先に読んでおいたほうがいい。セカンドストリートには出張買取があるが、楽器の窓口として案内されていない。これは推測ではない。公式ヘルプに、そのままの文で書かれている。

公式ヘルプが「楽器の買取方法は2つです」と書いている

ヘルプサイトで「楽器」を検索すると4件のページが出る。そのうち買取できない品を説明した2ページの末尾に、同じ一文が置かれている。短いが、これが答えだ。

楽器の買取方法は2つです。詳しくは各ページをご確認ください。・店頭買取・宅配買取

出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:楽器」(2026年9月1日確認)

挙げられているのは店頭買取と宅配買取の2つだけで、出張は入っていない。楽器買取ページの「対象の買取方法」も、店頭・宅配・ブランド出張買取の3枠になっている。

出張買取のページを開くと、大型家具・家電の窓口だった

ではセカンドストリートの出張買取は何を運ぶのか。ページの見出しがそのまま答えになっている。「大型家具・家電の出張買取」だ。楽器という語は、買取アイテムの側に出てこない。

  • 買取アイテムは大型デジタル家電・大型生活家電・大型家具の3つ
  • 家電は製造から10年以内、家具は購入から15年以内という条件つき
  • 縦横奥行の三辺が350cm以内のものに限られる
  • 予約制で、当日はその場で見積もりを出して現金払いと運び出しまで行う

そして同じページの下に「出張買取で取り扱いしていないお品物は下記でお売りいただけます」という枠がある。そこに並ぶ品目のなかに楽器がある。会社側が自分で振り分けているということだ。

公式が自分で「これは出張じゃなくて店頭か宅配へ」って振り分けてるんですね

そういうことだ。読まずに電話すると1往復むだになる。ここは分かりやすく書いてある

例外はある。ただし関東エリア限定だ

楽器買取ページに載っている3つ目の窓口が「ブランド出張買取」だ。買取アイテムの一覧には、時計やバッグや金券と並んで楽器が入っている。

ただしこのサービスには、ページ内に大きく条件が書かれている。「※ 本サービスは関東エリアのみ対応しております。」だ。よくある質問にはもう少し細かい説明がある。

当社のブランド出張買取は、首都圏である東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県を中心に買取を行っております。

出典:セカンドストリート公式「ブランド出張買取」よくある質問(2026年9月1日確認)
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窓口楽器の扱い公式の記載
店頭買取あり買取アイテムに楽器。ただし店舗によって異なる
宅配買取あり買取できるアイテムに楽器の説明あり
出張買取なし大型家具・家電が対象。楽器は店頭・宅配へ案内
ブランド出張買取あり買取アイテムに楽器。ただし関東エリアのみ
出典:セカンドストリート公式サイトの各買取方法ページと公式ヘルプ(いずれも2026年9月1日確認)

整理するとこうなる。967店あっても、家まで取りに来る窓口は関東の1本だけだ。それ以外の地域では、運ぶか送るかの二択になる。

関東の外にいるなら、来てもらう窓口は別で探すことになる

ここは事実として押さえておけばいい。悪いという話ではなく、そういう設計になっているというだけだ。会社ごとに得意な運び方が違う。それだけの話でもある。

アンプが重い、ドラムが多い、そもそも車がない。運べない事情があるなら、出張を主軸にしている業者を1社あてるほうが早い。運ぶ前に数字が出る。

ニーゴ・リユースは店頭と出張の両方を持っていて、公式に「査定金額にご納得いただけない場合はお断りいただいても費用などは一切発生しません」と書かれている(2026年9月1日確認)。ただし拠点のある地域が中心なので、公式の拠点一覧に自分の地域があるかを先に見ること。

宅配買取には「3辺160cm」という寸法の壁がある

店頭がだめなら宅配で送ればいい。そう考えるのは自然だ。実際、宅配買取のページには楽器の説明もきちんと載っている。ただし梱包の項に、見落としやすい一行がある。ここを読まずにギターを箱詰めすると、詰めたあとで困ることになる。

公式の規定は「3辺を合算して160cm以内のもののみ」

宅配買取ページの「梱包」の見出しの下に、サイズの条件が書かれている。言い回しに幅がない。「〜のみ買取いたします」と言い切っているので、例外の余地は読み取れなかった。

箱の高さ・長さ・奥行の3辺を合算した寸法が160cm以内のもののみ買取いたします。

出典:セカンドストリート公式「宅配買取」梱包の項(2026年9月1日確認)

集荷ドライバーが持ってくる段ボールは120サイズだとも書かれている。自分で用意する場合も、上限は同じ160cmだ。

自分のケースを測ってから決めたほうがいい

ここで断定はしない。楽器の形はさまざまで、入るかどうかはあなたの箱の寸法で決まるからだ。やることは簡単で、メジャーで縦・横・高さを測って足すだけ。160を超えたらこの窓口は使えない、という単純な判定になる。

📌 送る前に測る。それだけで往復が消える
  • エフェクターやマイク、DTM機材のような小物は問題になりにくい
  • ギター・ベース・管楽器は、ケースの外寸で判定が変わる
  • 超えるなら、店頭に運ぶか、寸法条件のない窓口を探すことになる

ちなみにセカスト楽器のページには、宅配買取の申し込みボタンがギターの並びに置かれている。窓口としては開いているということだ。だからこそ寸法は自分で確かめておきたい。

入金までの日数と、承認の3択は公式に書いてある

寸法をクリアしたなら、そのあとの流れは読みやすい。送ってから振込までの日数まで書かれている、数少ない窓口だ。下の表は公式の記載をそのまま並べたものになる。

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項目公式の記載
入金までの期間発送後 最短5日/平均10日/最長17日程度
査定結果への回答全て承認/一部承認・一部キャンセル/全てキャンセル の3択
振込手数料当社にて負担
成立後お買取り成立後の商品返却はいたしかねます
年齢宅配買取サービスは18歳以上のみ
出典:セカンドストリート公式「宅配買取」(2026年9月1日確認)

注目したいのは「一部承認・一部キャンセル」があることだ。まとめて送っても、納得したものだけ売って残りは返してもらえる。ただし成立後の返却はできない。承認ボタンを押す前が、考え直せる最後の地点になる。

持ち込み・出張・宅配は、どれが偉いという話ではない。荷物の大きさと自分の動線で決まる。方法ごとの向き不向きは下の表が早い。

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出張買取査定士が自宅に来る 宅配買取ダンボールで送る 店頭買取店舗に持ち込む
おすすめ度 S
楽器買取に最適
B A
手軽さ ◎ 自宅で完結電話1本で予約→自宅で待つだけ △ 梱包が手間梱包→発送→入金まで数日 △ 運搬が必要重い楽器を自分で運ぶ必要あり
査定スピード ◎ 最短30分〜即日その場で査定→即現金 ✕ 数日〜1週間到着後に査定→振込 ◎ 即日その場で査定→即現金
費用 無料出張料・査定料0円 無料送料・ダンボール無料の業者あり 交通費は自己負担ガソリン代・駐車場代など
大型楽器
(ピアノ・ドラム等)
◎ 最適重くても運ぶ必要なし ✕ 難しい梱包・配送のリスク大 ✕ 難しい車への積み込みが大変
小型楽器
(エフェクター等)
◎ 対応可 ◎ 最適小さいので梱包が楽 ◎ 対応可
配送時の
破損リスク
◎ リスクなし目の前で査定するため ✕ リスクあり配送中にネック折れ等の可能性 △ 自分で注意運搬時の取り扱い次第
価格交渉 ◎ しやすい対面で査定理由を聞ける ✕ しにくい電話やメールでのやり取り ◎ しやすいその場で交渉可能
キャンセル ◎ 無料納得いかなければその場で断れる △ 返送料に注意業者によっては返送料自己負担 ◎ 無料そのまま持ち帰ればOK
対応エリア 全国対応主要業者は全国出張可能 全国対応どこからでも発送可能 店舗がある地域のみ近くに店舗がないと利用不可
一度に売れる数 ◎ 制限なし何点でもまとめて査定OK △ ダンボールの数大量だと箱数が増え手間も増える △ 運べる分だけ車に積める量が上限
メリット
まとめ
・自宅にいるだけでOK
・大型楽器も対応
・その場で現金受け取り
・破損リスクゼロ
・まとめて大量に売れる
・対面不要で気楽
・忙しくても時間を選ばない
・小型楽器に向いている
・全国どこでもOK
・その場で現金受け取り
・対面で価格交渉できる
・自分のペースで持ち込める
・査定を目の前で見れる
デメリット
まとめ
・自宅に人を入れる必要あり
・日程調整が必要
・在宅している必要がある
・梱包が面倒
・配送中の破損リスク
・査定まで数日かかる
・価格交渉がしにくい
・重い楽器を自分で運ぶ
・近くに店舗がないと利用不可
・移動時間と交通費がかかる
こんな人に
おすすめ
・ギターやピアノなど大きい楽器を売りたい
・複数の楽器をまとめて売りたい
・楽に高く売りたい人
・エフェクターやマイクなど小型機材を売りたい
・人と会わずに売りたい
・近くに業者がない地域の人
・すぐ現金が欲しい
・自分の目で査定を確認したい
・近くに専門店がある人

※査定スピードは各社公式サイトの表記です(2026年8月4日確認)。実際の対応時間はエリア・時間帯・混雑状況により異なります。各業者により対応状況が異なります。詳しくは各公式サイトでご確認ください。

買取受付は、閉店の30分前に終わる

ここからは店頭に持ち込む人の話だ。営業時間を見て「20時までなら仕事帰りに間に合う」と考えたなら、その計算はずれている可能性が高い。店舗検索の結果には、営業時間とは別に【買取受付時間】が併記されている。この2つが一致していない。

20時閉店なら19時30分、21時閉店なら20時30分

店舗検索の一覧を上から眺めるだけで、規則性はすぐ見える。閉店時刻に対して、買取受付が30分手前で切られている。都道府県を問わず、同じ形が並んでいた。

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営業時間買取受付時間
10:00〜20:0010:00〜19:3030分
10:00〜21:0010:00〜20:3030分
11:00〜20:00(セカスト楽器)店舗ページで要確認
出典:セカンドストリート公式サイトの店舗検索の表示(2026年9月1日確認)。個別の時刻は店舗ページで必ず確認すること。

当サイトが県ごとに数えたときも、同じ形が繰り返し出ていた。宮城25店すべて、岩手11店すべて、佐賀6店すべてで一致している(いずれも2026年8月時点)。

  • 香川……20時閉店の店は19時30分、21時閉店の店は20時30分で受付終了
  • 福島……郡山南店・郡山店は21時閉店で、買取受付は20時30分
  • 青森……むつ苫生店だけ19時閉店で、買取受付は18時30分だった

青森の1店だけが1時間早い。「うちの県は全部20時」と覚えると事故るのは、こういうところだ。

1品ずつ査定される。だから2軒目は物理的に難しい

受付時間の話は、査定にかかる時間とセットで考えると意味が出る。公式は査定の進め方についても書いていて、そこが計算の材料になる。引ける文言は2つあった。

一品ずつ査定いたしますので、お見積りに時間がかかる場合がございます。

出典:セカンドストリート公式「店頭買取」注意事項(2026年9月1日確認)

時間の目安も、別の窓口の質問欄に出ている。ブランド出張買取のよくある質問だが、査定の重さを知る材料にはなる。1品ずつ見る点は、どの窓口でも同じだ。

お品物10点ほどで1時間前後お時間いただいております。

出典:セカンドストリート公式「ブランド出張買取」よくある質問(2026年9月1日確認)

10点で1時間かあ。じゃあエフェクター10個持ってったら、それだけで閉店じゃん

そこに待ち時間も乗る。19時に着いて2軒回る計画は捨てたほうがいい。1軒に絞って早く行け

店舗ページには買取の待ち時間の目安も出るようになっている。土日の夕方に混むのは、どの業種でも同じだ。

査定の間は店を出ていい。ただし当日中に戻る

待ち時間の使い方についても、店頭買取ページに書かれている。カウンターの前で立ち尽くす必要はない。公式の注記はこうだ。「査定の間、店外でお待ちいただけます。必ず当日中にお戻りください。」買い物を済ませてから戻る、という使い方ができる。

逆に言えば、預けたまま翌日に持ち越すことはできない。閉店間際の持ち込みが歓迎されない理由も、ここにある。

公式が挙げている「買取できない楽器」を全部並べた

楽器買取ページには「買取に条件があるお品物」という折りたたみがある。開くと、買えないものが法令と社内規定に分けて並んでいる。抽象的な言い方をしていないのが特徴だ。重さの数字まで書いてある。まず全部を表にした。

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区分公式に挙げられている項目
電気用品安全法「PSEマーク」の表示がないもの(家庭用電源を使う楽器は本体かACアダプターにマークが必要)
電波法「技適マーク」の表示がないもの(BluetoothやWi-Fiなど無線機能がある製品)
不正競争防止法・商標法偽装品/コピー商品
大型楽器・特殊機器重さが81kgを超える大型のもの(グランドピアノ、アップライトピアノ、大型楽器等)/業務用機器
状態状態が著しく悪いもの/汚れ、変形、変色等の状態が著しくあるもの/必要不可欠な付属品が欠品しているもの/安全性が確認できない状態のもの
出典:セカンドストリート公式「楽器買取」ページ「買取できないお品物」および公式ヘルプ「買取ができないお品物:楽器」「同:楽器その他」(いずれも2026年9月1日確認)

ピアノは重さで切られている。81kgという数字が出ている

大型楽器の項目が具体的で驚いた。ふつうは「大きなものはお断りする場合があります」で終わるところに、重さの数字がそのまま入っている

重さが81kgを超える大型のもの(グランドピアノ、アップライトピアノ、大型楽器等)

出典:セカンドストリート公式ヘルプ「買取ができないお品物:楽器」(2026年9月1日確認)

買取アイテムの一覧に「電子ピアノ」はあるがアコースティックピアノはないのも、これで筋が通る。持ち上げられる重さかどうかで線が引かれている。

親のアップライトを処分したかったんですけど、ここは最初から対象外なんですね

そう。ピアノは搬出の世界だ。ここで悩む時間がまるごと浮くと思えばいい

PSEマークと技適マーク。古い機材ほど確認しておきたい

法令の側の2つは、楽器では意外と現実的な話になる。ACアダプターで動くものが多いからだ。中古で回ってきた機材ほど、純正が行方不明になりやすい。

  • PSE……家庭用電源(AC100V)を使う楽器は、本体かACアダプターにマークが要る
  • 技適……BluetoothやWi-Fiを積んだ機材が対象。ワイヤレス系は見ておく
  • アダプターを別のものに替えている場合は、純正がどこにあるかを探す

アンプ、キーボード、エフェクターのパワーサプライあたりは全部この話に入る。箱の底に転がっている純正アダプターを探す価値はある。見つからないなら、その旨を先に伝えておく。

付属品は「点数」ではなく「役割」で見られている

いちばん誤解されやすいのが「必要不可欠な付属品が欠品しているもの」という項目だ。何が必要不可欠なのかが書かれていない。ただ、同じ会社が別の品目で線の引き方を明かしている。当サイトでイヤホンの買取条件を9社ぶん数えたとき、その回答が出てきた。

動作確認が出来ない為、買取不可となります。

出典:セカンドストリート公式 よくある質問「ワイヤレスイヤホンのケース(充電器)をなくしてしまったが、イヤホン本体のみで買取できますか?」への回答(2026年8月31日確認)

理由が「売れないから」ではなく「確かめられないから」になっている。裏返しの回答も同じページにある。

説明書、保証書など使用に影響のない付属品の欠品であれば、査定に影響はなく、お見積りが可能です。

出典:セカンドストリート公式 よくある質問「付属品や説明書は必要ですか?」への回答(2026年8月31日確認)
📌 楽器に置き換えると、こう分かれる
  • 動作確認に要るもの……ACアダプター、専用ケーブル、電池ボックスの蓋
  • 要らないもの……外箱、説明書、保証書、購入時のレシート
  • 前者が無いと査定そのものが止まりうる。後者は無くても見積りは出る

イヤホン9社の条件を並べた記録は別記事にある。同じ品でも会社によって「不可」と「減額」に割れていたのが分かりやすい。

「店舗によっては買取している場合もございます」とも書いてある

買取できないお品物の一覧は、最後まで読むと印象が変わる。状態の悪いものについて、逃げ道が用意されているからだ。捨てる判断は、まだ早い。

※状態が悪いお品物でも、店舗によっては買取している場合もございますので、お気軽にお近くの店舗までお問い合わせください。

出典:セカンドストリート公式「楽器買取」ページ「買取できないお品物」(2026年9月1日確認)

ここでも「店舗によっては」が出てくる。この記事の最初から最後まで、同じ言い回しが繰り返し出てくることになる。

だから読者の行動としては1つに集約される。捨てる前に、行こうとしている店に聞く。それだけだ。

その場で現金になる。ただし電話で金額は聞けない

持ち込みの良さは支払いの速さにある。振込を待つ必要がなく、その日のうちに終わる。公式の流れにもそう書かれている。その代わり、事前に金額を確認する手段が用意されていない。ここは会社としてはっきり断っている部分だ。

電話とメールでの金額問い合わせは、公式に断られている

買取についての注意事項と、セカスト楽器のよくある質問の両方に同じ趣旨が載っている。質問のほうは理由まで書いてあるので、そちらを引く。

商品の状態により金額が変わる為、お電話での買取金額のご案内はお断りさせていただいております。お手数ですが店頭までお持ちください。

出典:セカンドストリート公式「楽器専門店 セカスト楽器」よくある質問(2026年9月1日確認)

つまり金額を知るには、現物を持っていくしかない。運んでから判断する形になるので、往復のコストは自分持ちになる。ただし電話で聞けることはある。その店が楽器を扱うか、いま混んでいるか、受付が何時までか。金額以外なら遠慮はいらない。

予約不要・見積りだけOK・キャンセル可。ここは明快だった

逆に、行く前のハードルは低く設定されている。セカスト楽器のよくある質問が、3つとも短く答えている。ここは迷う余地がない。

  • 持ち込み前の連絡……「ご連絡は不要です。」1点でも複数でも可
  • 見積りだけ……「お見積りのみのご依頼も大歓迎です。」
  • 見積り後……「お見積り金額に満足いただけない場合はキャンセルが可能です。」

出典はいずれもセカスト楽器のよくある質問(2026年9月1日確認)。断る権利は最初から用意されているということだ。「査定だけ頼んで断るのは気まずい」と感じる人は多い。断り方そのものを整理した記事も置いてある。

値段がつかなかったものは、持って帰ることになる

処分もかねて持ち込む人が引っかかるのがここだ。ブランド出張買取のよくある質問に、方針がはっきり書かれている。店頭でも考え方は同じだと見ておきたい。

お値段が付いたもののみ買取対象となります。お値段が付かなかったお品物の引き取りは対応しておりませんので、ご了承ください。

出典:セカンドストリート公式「ブランド出張買取」よくある質問(2026年9月1日確認)

車に積んでいった量が、そのまま帰りも積まれている可能性がある。処分が目的なら先に織り込んでおくほうがいい。値段がつかない前提で、車の空きも見ておく。

窓口を変えても査定額は基本同じ、と公式が書いている

最後にもうひとつ。窓口を変えれば高くなるのか、という素朴な疑問がある。店頭と宅配で金額が変わるのかについては、会社側が答えを出している。

基本的に、共通の相場を利用し、出張買取、店頭買取、宅配買取は同じ査定額になるよう運用しております。ただし、それぞれの在庫によっては、特定のお品物に関して若干の差が生じる場合もございます。

出典:セカンドストリート公式「ブランド出張買取」よくある質問(2026年9月1日確認)

これは読者にとって朗報だ。窓口選びで悩む必要がないということになる。選ぶ基準は金額ではなく、運べるかどうかに寄る。ただし在庫による差は残ると書いてある。ここも「絶対に同じ」ではない。会社としての運用方針として読むのが正しい。

数えているうちに気づいた。店舗数の表記が4通りあった

この記事では「967店」という数字を軸にしている。ただし公式サイトを回っていると、店舗数の書き方が場所によって違うことに気づく。数えたら4通りあった。

どれかが間違いという話ではない。数え方と更新のタイミングが違うだけだろう。ただ、引用するときは出どころを添えないとぶれる。

  • 全ページ共通のフッター……「全国900店舗以上展開中」
  • 店頭買取のページ……「日本全国に959店舗展開」
  • 店舗検索の結果……「全国967店舗中」
  • ブランド出張買取のページ……「国内外に広がる1,000を超える実店舗」

いずれも2026年9月1日に同じ日で確認した。最後の1つは海外を含むので、そもそも母数が違う。この記事が店舗検索の967を採ったのは、絞り込みと同じ画面から出た数字だからだ。808と比べる相手として、これが正しい。

公式の中でも数字が違うことってあるんですね。どれを信じればいいのか迷います

迷ったら自分が使う画面の数字を採ればいい。店舗を探すなら店舗検索、それだけの話だ

口コミを2媒体2,356件ぶん数えたら、楽器の話は5件だった

「セカンドストリート 楽器 買取」で検索した人の多くは、評判も一緒に見にいく。俺も見た。そして、評判からは判断できないという結論になった。

理由は単純で、楽器について書かれた口コミがほとんど存在しないからだ。点数を眺める前に、母数を数えたほうがいい。

みん評1,561件のタグを数えた。楽器は5件だった

みん評にはセカンドストリートのページがあり、口コミにタグが付く仕組みになっている。そのタグ一覧を上から書き出した。品目ごとに何件あるかが、そのまま見える。

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タグ件数
店舗買取937
レディースアイテム373
メンズアイテム165
店舗購入152
AV・生活家電57
家具37
宅配買取31
出張買取28
ホビー21
楽器5
出典:みん評「セカンドストリートの口コミ・評判」のタグ一覧より抜粋(2026年9月1日確認)。全1,561件・総合3.00(同ページ表示のカテゴリ平均2.73)。

1,561件のうち、楽器のタグが付いているのは5件。ホビーの21件、家具の37件と比べても、桁がひとつ違う。5件の内訳も数えた。店舗買取が4件、通販での購入が1件。星は★1が4件、★2が1件だった(2026年9月1日時点)。

⚠️ この5件から会社を判断してはいけない理由
  • 母数が5件。967店・年間数千万点を扱う会社の評価には足りない
  • みん評自身が「当サイトの性質上、厳しい声は多くなります」と注記している
  • 同ページの分析欄も「楽器やゴルフ用品については(低評価が)少なくなっています」としている
  • そもそも満足した人は口コミを書きに来ない。これは業界を問わない

そのうえで、5件のなかに読者の役に立つ一文があった。神奈川で楽器を持ち込んだという投稿の締めくくりだ。金額の部分は引かない。行動の部分だけを借りる。

前もって楽器店の買取価格を調べておいて良かったです。

出典:みん評「セカンドストリート 楽器の口コミ・評判」(2024年7月投稿・2026年9月1日確認)

この人は納得できずに断って帰っている。先に別の数字を持っていたから断れたという話でもある。ここは教訓として持ち帰れる。

ヒカカク!の795件も、星の内訳を数えて検算した

もう1媒体、ヒカカク!にもセカンドストリートのページがある。こちらは星ごとの件数が出ているので、そのまま書き出して足し算をした。表示件数と合うかどうかを見る。

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評価件数
★599
★494
★393
★270
★1439
合計(検算)795
出典:ヒカカク!のセカンドストリートのページ(2026年9月1日確認)。総合評価は同ページ表示で2.17。99+94+93+70+439=795で、表示件数と一致した。

形としては両端に寄る分布だ。★1が439件ある一方で、★5も99件ある。真ん中が薄い。2媒体を足すと1,561+795で2,356件。それだけ読んでも、楽器の話として拾えたのは5件しかなかった。

2,356件読んで5件って、俺の探し方が悪いんじゃないの?

いや、これが実態だ。洋服の店として使われている会社だからな。だから公式の記載を数えたんだ

公式ページの「お客様の声」は、第三者の口コミではない

もうひとつ、口コミを読むときの姿勢の話をしておきたい。ブランド出張買取のページと宅配買取のページには、それぞれ「お客様の声」の欄がある。

内容は好意的なものが並ぶ。当然だ。会社が自社サイトに載せている推薦文であって、第三者が投稿した口コミとは性質が違う。

  • これは違法でも不当でもない。買取業界ではごく普通の作り
  • だから当サイトはこの記事で、そこからの引用を1件も使っていない
  • 読者側にできるのは「誰が書いた文か」を先に見ることだけ

この見分け方は、買取業者を調べるときに全体で効く。運営者情報を1回開けば、たいてい答えは出る

家に人を上げる前に。訪問購入であなたが持っている権利

ここまで見たとおり、セカンドストリートで楽器を売る主なルートは店頭と宅配だ。そのどちらにもクーリング・オフの制度は付かない。制度が働くのは、家に来てもらう形のときだけだ。関東のブランド出張買取や、他社の出張買取を使うときに関係してくる。

楽器は制度の対象に入っている

訪問購入のルールは、すべての物に等しくかかるわけではない。適用の外に置かれた品目がある。自分の物がどちら側かで、使える権利が変わる。

二輪以外の自動車、家具、大型家電、本・CD・DVD・ゲームソフト類、有価証券は訪問購入の規定の適用外のため、クーリング・オフできません。

出典:国民生活センター 消費者トラブルFAQ(2026年9月1日確認)

この一覧に楽器は入っていない。ギターもベースも管楽器も電子ピアノも書かれていない。保護がそのまま効く品目だ。

8日の起算日は「書面を受け取った日」

ここは条文の言葉が大事なので、要約せずにそのまま引く。一語ずれると意味が変わる箇所だ。

法律で決められた書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、相手方は事業者に対して、書面又は電磁的記録により申込みの撤回や契約の解除(クーリング・オフ)をできます

出典:消費者庁「特定商取引法ガイド」訪問購入(法第58条の14・2026年9月1日確認)

査定した日でも、入金の日でも、口約束の日でもない。書面を受け取った日が起点になる。渡されたらその場で日付を見て、スマホで1枚撮っておく。

期間中は「まだ渡しません」と言える

あまり知られていない権利がもうひとつある。知っているかどうかで玄関先の空気が変わる。制度としては、ずっと前から用意されているものだ。

売買契約の相手方は、クーリング・オフ期間内は債務不履行に陥ることなく、事業者に対して契約対象である物品の引渡しを拒むことができます

出典:消費者庁「特定商取引法ガイド」訪問購入(法第58条の15・2026年9月1日確認)

契約したあとでも、8日以内なら渡さなくていい。それで契約違反にもならない。物が手元にあるうちは主導権が残る。頼んでいないのに来る勧誘そのものも禁じられている(法第58条の6第1項)。呼んでいない訪問には、玄関を開ける義務はない。

公式自身が「当社を装った押し買い業者」に注意を出している

これは今回いちばん意外だった記載だ。出張買取ページの注意事項の最後に、会社からの警告文が置かれている。楽器の話からは少し外れるが、覚えて損はない。

当社を装った「押し買い業者」により、出張買取をすすめる電話がかかってくる悪質な事例が報告されております。お客様からのご依頼以外で、出張買取における電話連絡をするようなことは一切ございません。

出典:セカンドストリート公式「出張買取」注意事項(2026年9月1日確認)

大手の名前を出されたら、俺なら普通に信じちゃうかも……

そこが狙われてる。判定は簡単で、自分から頼んだかどうかだけだ。頼んでない電話は全部おかしい

この観点はセカンドストリートに限らない。業者名から公的な記録を探す手順を別記事にまとめてある。呼んでいない訪問に出くわしたら、まずそこを見る。

出発する前に確認する3つ

ここまでの内容を、玄関を出る前の3分でできる形にまとめる。順番が大事で、上から見ていけば無駄足が消える。調べる対象は、業者ではなく自分が行こうとしている、その1店だ。会社の評判ではない。

STEP
その店が、買取で楽器を扱うか

店舗検索の絞り込みで「売る」側の楽器にチェックを入れる。残らない店は対象外だ。967店のうち159店がここで消える。

STEP
買取受付が何時に終わるか

営業時間ではなく【買取受付時間】を見る。多くは閉店の30分前だ。1品ずつ査定されるので、閉店間際は避ける。

STEP
駐車場と、持っていく付属品

都市部の店は駐車台数0と書かれていることがある。ACアダプターと専用ケーブルは、査定を止めないために必ず一緒に持つ。

本人確認書類も忘れずに。古物営業法にもとづく確認なので、これがないと話が始まらない。現住所が一致しているかも見ておく。

県ごとの実測は、それぞれの記事に置いてある

この記事で使った7県のデータは、もともと県ごとの記事のために集めたものだ。店名と時刻まで書いてあるので、その県の人はそちらが早い。

セカンドストリートの楽器買取でよくある質問

検索でよく並ぶ疑問を、公式に書かれている範囲だけで答える。書かれていないことは「確認できなかった」と書く。時点は2026年9月1日だ。

セカンドストリートは楽器を買い取ってくれる?

買い取る店と、買い取らない店がある。公式の店舗検索で買取品目に楽器を指定すると、全国967店のうち808店が残った(2026年9月1日確認)。行く店が残るかどうかを先に見ること。

どの楽器が買取アイテムに入っている?

楽器買取ページには17品目が並んでいた。ギター系4つ(エレキ・アコースティック・クラシック・エレアコ)、エレキベース、トランペット、トロンボーン、クラリネット、フルート、ドラム、電子ピアノだ。

ここにエフェクター、アンプ、シンセサイザー、DTM機材、DJ機材、マイクロフォンが続く。末尾には「など」が付き、店舗によって異なるという注記もある。

出張買取で楽器を売れる?

公式ヘルプは「楽器の買取方法は2つです」として店頭買取と宅配買取を挙げている。出張買取のページは大型家具・家電が対象で、楽器は店頭か宅配へ案内されている。例外は関東エリア限定のブランド出張買取で、こちらの買取アイテムには楽器が入っている。

ギターは宅配買取で送れる?

公式の梱包規定は「箱の高さ・長さ・奥行の3辺を合算した寸法が160cm以内のもののみ買取いたします」となっている。送れるかどうかは箱の外寸しだいなので、申し込む前に測っておくこと。

アップライトピアノやグランドピアノは?

公式ヘルプが「重さが81kgを超える大型のもの(グランドピアノ、アップライトピアノ、大型楽器等)」を買取できないお品物として挙げている。買取アイテムに入っているのは電子ピアノまでだ。

電話で買取金額を聞ける?

聞けない。公式は「商品の状態により金額が変わる為、お電話での買取金額のご案内はお断りさせていただいております」と答えている。ただし、その店が楽器を扱うか、受付が何時までかは電話で確認できる。

見積もりだけ頼んで断ってもいい?

公式のよくある質問に「お見積りのみのご依頼も大歓迎です」「お見積り金額に満足いただけない場合はキャンセルが可能です」とある。持ち込み前の連絡も不要と書かれている。

買取受付は何時まで?

店舗検索の表示では、10:00〜20:00の店が19:30まで、10:00〜21:00の店が20:30までだった。閉店の30分前で締まる形が多い。店舗ごとに違うので、必ず自分の行く店のページで確認すること。

値段がつかなかったものはどうなる?

ブランド出張買取のよくある質問では「お値段が付いたもののみ買取対象となります。お値段が付かなかったお品物の引き取りは対応しておりません」とされている。処分目的で持ち込む場合は、持ち帰りを想定しておきたい。

楽器に詳しい人がいる店はどこ?

公式が専門スタッフの常駐を書いているのは、セカスト楽器の御茶ノ水店・下北沢店・アメリカ村店と、楽器強化店のスーパーセカンドストリート和白店の4店だった。ほかの店に詳しい人がいないという意味ではなく、ページに書かれている店がこの4つという意味だ。

まとめ|近い店ではなく、受け付けてくれる店を選ぶ

セカンドストリートは楽器に弱い会社ではない。800店以上が楽器を受け付けているのだから、規模でいえばむしろ大きな窓口だ。

問題は、同じ看板の中に扱いの違う店が混ざっていること。そしてそれを、会社側は隠さず書いていること。読んだ人だけが得をする形になっている。

この記事で数えたことの要点
  • 全国967店のうち、買取で楽器を扱うのは808店。159店は扱わない
  • 割れているのはアパレルリユース・買取専門店・専門店の3系統
  • 専門スタッフの常駐を公式が明記しているのは4店(東京2・大阪1・福岡1)
  • 楽器の買取方法は店頭と宅配の2つ。出張は関東限定のブランド出張買取のみ
  • 宅配は3辺160cm以内。買取受付は多くの店で閉店の30分前に終わる
  • 口コミ2,356件のうち、楽器の話は5件しかなかった

もうひとつだけ。査定はひとつだけだと評価のしようがない。高いのか安いのか、比べる相手がいて初めて分かる。

俺は昔、それをやらずに祖父の真空管アンプを手放した。「古くて値段つきません」と言われて、そのまま渡した。比べる相手を1社も持っていなかったのが、いちばんの敗因だ。

比べるって、何社も回らないといけないんですか?時間がなくて…

1社でいい。数字がひとつあるだけで、店頭で断る判断ができるようになる。それで十分だ

楽器の買取業者を横並びで見たいなら、評価軸ごとに整理したページも用意してある。セカンドストリートもそこに入っている。

押し入れから出したその1本を、どこへ持っていくか。決めるのはあなただ。ただ行き先だけは、出る前に確かめてからにしてほしい。

比べる数字を1つ持っておきたいなら、楽器を専門に見ている業者に先に聞くのが早い。楽器の買取屋さんは出張買取に対応していて、公式に「お客様のご負担『0円』」と書かれている(2026年9月1日確認)。数字だけ聞いて、断ってしまってもいい。

俺の屍を越えてくれ。楽器は、行き先さえ間違えなければ、ちゃんと次の持ち主に渡る

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